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BMW R80G/S エンジン Archive

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形あるもの必ず壊れる その2 〈クランク リアシールからのオイル漏れ〉

シリーズ第二弾!?
ずいぶん 間があいてますが、、、。
さて、時は遡って昨年の7月の事です。
毎年恒例`フジロック’参加の時、早朝苗場に着いた時、ふと見ると

DSC00614.jpg
ありゃま!

直前にオイル交換をしました。 そのとき入れ過ぎたので、オーバーフローしているのだろう、、、と思いこもうとしましたが あまりに無理があるよな。
クランクシャフトのリアエンドのオイルシール、アタシは交換していません。 ということはオリジナル(1980年製)の可能性が高いなあ。 当時はなかった、PAO系の化学合成オイルも入れたことあるしなー。 PAO系は未対策のオイルシールを収縮させます。 
 
                        *     *     *     *     * 

DSC02430.jpg クランクシャフトのリアシールというのは、矢印のところっす。
(これはアタシのではなく、ヒラさんの30万キロ以上走っているR80の参考画像)
単体だと
IMG_5135.jpg
こんなの。  交換用のシールは持っていますが、ここを変えるのは、専用の治具がないとキビシイようです。
ということは、お店に出さなきゃだめかー。

オイルはクラッチにも回ったんだろうなー。 5000回転ぐらいでスロットルを全開にすると車速と比例せずに回転が上がる!    いつの間にかCVTになったんか?
でも、逆に考えると、負荷をかけなければ、とりあえずはイケル。 高回転、スロットル開度1/2以上にしなければ まあごまかせる。現状でも高速で120kmぐらいはだせる。(タンデム、キャンプ装備で)

どうせ、ミッションを降ろすのなら、ミッションも換えたいなあと思っていたのでした。
なぜなら、このG/S、オリジナルのミッションはドックがガタガタで 88年頃の後期型のミッションを使っているのだ。 ←気にいらない。     時代のあった81年頃のミッションの素材は持っているので、どうせバラスのなら 整備して、乗せ換えたい、、。             

でも、色々あって、今もそのまま、ごまかしながら乗っているのです。

バルブまわりの事 その7

IMG_8506.jpg
排気バルブが ‘めりこんだ' 右シリンダーヘッドのバルブスプリングと吸排バルブ

バルブフェイス(排気の)、異常摩耗はしていない。というか、けっこうきれい。
排気側のバルブガイドはガタガタだったが、ステムは縦スジもなし。まだ使える。
排気バルブは吸気より遙かに高いけど、材料が違うんでしょうね。

で、あれだけバルブが沈んでいるつーことは、その分バルブスプリングのセット長も違うわけで。
ざっくりと測ってみる。(現物は不等長ピッチ→それを単バネとみなしてます)
スプリング3
けっこう違う。 当たり前か。
さすがにアヤシイ事に気がついてからは、スロットル全開、7000回転まで引っ張る! なあんて事はしてない。
けど、スロットル開度1/2、5000回転,120km+ぐらいは出してました。
それなりに、注意して観察してたけど、違和感はなかった。
しかし、全負荷を掛けないところが小心者だな。

いやぁ、ノーマルの設定って素晴らしいですね。安全率バッチシ。

さて、このエンジン、圧縮比は8.2です。
それから計算すると燃焼室容積は55.3cc
Φ38mmのバルブが2.85mm沈んだとすると、増えた容積は3.23cc→58.5cc ということは 圧縮比7.8!
水平対向2気筒で、左:8.2 右:7.8 左右で5%ぐらい圧縮比が違っていたことになる!
その状態でも、あきらかにエンジンの調子がおかしい とかはなかった。
まぁ、ちょっと風邪ぎみかな? ぐらいの印象だった。

           *     *     *     *     * 

シリンダー、ピストンを外し、カーボンを落とす。
ピストンリングを新品に交換、リビルトした '87ヘッドを組む。

500㎞ぐらい走って、バルブクリアランスチェック→ヘッドトルク確認→バルブクリアランスチェック
1,200㎞走行後、オイル交換、バルブクリアランスチェック→ヘッドトルク確認→バルブクリアランスチェック

キャブ調整をして、いろいろな条件で乗ってみる。

右バンクのバルブシートが沈んではいたものの,‘当たり'は悪くなかった。圧縮はあった。
それでも変化はありました。

左右の燃焼条件が揃うことから、振動が減るかも?と思っていたけど、それは感じられず、
それより、一発、一発の爆発感?が明確というか、ソリッドなフィールになり、良く言えば鼓動感が増し、悪くいえば
野蛮!←でも、雑味は少ないのでいやではない。つーかんじです。
まぁ、トルク感は増した気がするな。
といっても大差ではないですよ。 なにより‘安心感' が得られたのがウレシイ。
これで、気楽に全開に出来る。 やれやれ。

しかしオリジナルのヘッド、あの勢いでシートリングが摩耗したという事は、沈むに従い、温度が上がったからなんだろうな。
よくそこが、ヒートスポットになって異常燃焼(ノッキング)を引き起こさなかったものです。
ひょっとすると、沈むに連れ、圧縮比が下がっていくコトが効いていたのかしらん?

異常摩耗に、レギュラーのバイオガソリン使用というのも関係あるのかなぁ?
どなたか詳しい方、おしえてちょ。

バルブまわりの事 その6

というわけで、交換用のシリンダーヘッドの準備が出来た。

それじゃ、まずは、左のヘッドを外してみます。
IMG_9102.jpg
こちらヘッドは、約2万㎞走行?の1979年型R80/7に付いていたのを掃除して、2012年の7月 (29,700km時)に交換したもの。

それから、約1万3千㎞走行。カーボンが多い気がするが、見たところ異常はない。

さて、モンダイの右側はどうなっているのかな?



             *     *     *     *     * 





IMG_9103.jpg
a sample of valve seat recession! 1981 BMW R80G/S Cylinder Head  

んっ! どないしたん! めりこんでますがな!
思わず、アヤシイ関西弁になってしまう。

バルブを外し、掃除して見てみる。

IMG_8512.jpg
信じがたいぐらいキレイに凹んでます。距離計表示? 41,300km
機械で加工したみたい。ある意味見事。
やっぱ、バルブステムかプッシュロッドが ‘成長’していたわけではなかったようです。
このヘッド、後日崎山のおとーさんにも見てもらいましたが、整備歴50年以上の名人も
「こりゃぁ、凄いねぇ。こんなの見たことないよ。」とのことでした。

さて、2007年10月、G/S購入後3ヶ月、このヘッドが 距離計表示 1,089km? の時はどうだったかな?
というわけで、オリジナル右ヘッドの画像を今一度。
IMG_7262.jpg

バルブを外すと
IMG_7279.jpg
‘沈んで’ません。これをシートカットして乗り出したのです。

                *     *     *     *     * 

因みに、バルブクリアランスに異常を感じ出したのは左のヘッドからで 24,000kmぐらいから怪しくなり、交換したのが29,700km 2012年の7月。
その時の‘オリジナル’左ヘッドが ↓
IMG_8945.jpg
沈み始めてます。

このときはこの左のヘッド固有の問題かしらと安易に考え、‘交換’で解決したかと思ったのですが、二ヶ月あまり後、32,100kmの時、野反湖のキャンプ場でまた、アイドルが不調になり、チェックすると今度は右のバルブクリアランスがなくなっていました。
道端で車載工具でてきとーに調整し直す。

それからは‘あの表’の通りです。

※まだ、続きます。しつこいなあ。

バルブまわりの事 その5

ほんと、サボっててすみません。
もう、2月ですね。
さて、去年の6月末にSOHCエンジニアリングにスペアのシリンダーヘッドをリペアに出し、それが出来たと連絡をもらったのが9月中旬。
その間、あまり負荷を掛けないようにしながら2000kmぐらいは乗っていました。
遠出の度ごとに、バルブクリアランスをチェックしていたなあ。

IMG_8834.jpg
出来た~!
IMG_8844.jpg
渡辺さんと愛犬もも。 ももと少しは仲良くなれた気がする。

シリンダーヘッドにマジックで数字が書かれてるのがわかりますか?
各バルブの突きだし長だ。
そんな配慮が、レースエンジン屋らしい。
IMG_9060.jpg
渡辺謹製?!のアルミ青銅のバルブガイド。
このエンジンをいじっている人はノーマルと形状が異なることがわかりますね。
IMG_9057.jpg
ヤマハSR用のバルブステムシール
そうです。これをつけてみるコトにしたんです。
この247系のエンジンは1969年から1996年まで作られたのだが、細部は結構変更点がある。
でも、結局最後までバルブステムシールはつけられなかった。
エンジン屋のBMWがですよ。
理由があるに違いない。

12.jpg
↑ B/S 2000年6月号より。佐藤さんごめんなさい!

いままで、この系統のシリンダーヘッド、5機ぐらいはバラしてみたが、バルブガイドのガタは、全てのヘッドで排気側がヒドかった。
混合気で冷やされ、吸気の負圧でオイルが引き込まれ‘ラク’ができる吸気側と違い、排気で熱せられ、潤滑も条件が悪い。
そりゃキビシイよなあ。

ドイツじゃ、タンデム荷物満載アウトバーンで長時間全開という状態が珍しくないだろう。
メーカーとしては、ぶっ壊れるのが一番困る訳で、全負荷高回転の‘保険’として、オイルシールなしにしてるんじゃないかしら? 潤滑性を優先してね。オイル消費も1L/1000kmまで許容しているし。

でも、ニホンだと、いくら50馬力でも、長時間連続で、全開高負荷というのは考えにくい。
ワタシ、オイル消費はともかく、燃焼室内に溜まる、オイル下がりによるカーボンは気にいらない。

IMG_8482.jpg
上のエンジン断面図はシトロエン2cv。

やはり空冷フラットツインOHV。
構成はかなり似ています。ただ、602ccで29馬力と非力なので、使い方はR80とかなり違う。
街中で、流れに乗るだけでもリミットまで全開で引っ張ることを要求される。
高速ではガスペダルにレンガでも置いときたくなるぐらい。
そんな2cvは、バルブガイドにオイルシールが付いています!
それで、焼き付いたというハナシは聞いた事がありません。←オイル管理がちゃんとしてれば。

ニホンで、BMWのこの系統のエンジンに、ステムシールをつけた人はけっこういるようです。
それが原因で、壊れたというのは知りません。
でも、数万㎞は走って、分解して観察したハナシも知りません。
というわけで、‘実験’してみることにしたのです。
潤滑不足で、バルブステム、ガイドが異常摩耗したり、全開高負荷時にバルブがスティックして、ピストンとクラッシュ!そしてブロー! なんてことにならないといいのですが。
IMG_8997.jpg
マイクロメーターじゃなくノギスだけど、ザックリと計測。
IMG_9062.jpg
ステムシールを付けてみた。
そして、バルブにオイルを付けガイドに通してみると、けっこうな抵抗を感じる。
こりゃ、レースとかに使うんだったら(高回転を多用するなら)シムを入れてプリロードを高めた方が無難じゃないかしら、というか、抵抗になるからシールなしの方がいいんじゃないかしらんと思いました。

さて、次回は、一部の方お待ちかね!現使用中のヘッドを外して観察します。

バルブまわりの事 その4

というわけで、続きです。(半年前のことですが、、、)
で、ヘッドを外した時の‘解体’10/87製R80エンジンの様子。
名称未設定 1

こんなんでした。
で、例によってまずはお風呂。
IMG_6252.jpg
そして、掃除した、バルブを観察していると、排気バルブが以前(81年型)と異なっていることに気づく。
IMG_8956.jpg
R80排気バルブ二態。左:10/87、右:02/81 (重さは 左79g、右75g)
パーツリストを調べると、1987年6月から仕様が変わったようだ。
排気側のみ、変更がありバルブ径が38mmから40mmに、そしてバルブシートアングルが一般的な45度から30度へと。
つまり、ガソリン無鉛化に伴うバルブシートの異常摩耗=バルブシートリセッション対策 ということなんでしょう。
ドイツのMotoren-Israel←(bmw247系のチューニング屋さん)でもヘッドオーバーホールに際し、87年以前のモデルは、排気側のみバルブシートの交換がメニューに入っています。
なるほど、そういうことなのね。 問題がなければ対策はしない。
 
            *     *     *     *     * 

無鉛対策や、ロッカーアームの事もあり、このヘッドはキチンとO/Hして使いたかった。
バルブガイドをチェックすると、やはり排気側にはガタがあった。(吸気はガタ少、ノーマルガイド)
ということは要バルブガイドの入れ替えだな。
そんなとき、SOHCエンジニアリングのブログ ←元ヨシムラのピストン屋さん でバルブガイドについての記事があり、「一般には加工性からリン青銅を使うが、耐久性はアルミ青銅の方がいいので当社は面倒でもそれを使う」 との記述を見る。
SOHCエンジニアリングがそういうヘッドワークをやるのは、自社のピストンを有効に使うためである。
内燃機屋でもないのに、シリンダーヘッド(ピストン抜き)だけの加工をやってもらえるのかしら?
SOHCの渡辺さんはストレイガでお見かけしたことはあるけど、ちゃんと挨拶はしてないなあ。
で、茅ヶ崎の魔王(現 小田原の魔王:まめしばさん)に相談したんです。
すると、気楽に ‘あ~、やってくれるよ 俺が言えば’とおっしゃる。
それじゃ、とヘッドを持っていったのだった。 それが去年の6月23日。
DSC03627.jpg
ドーベルマンの ‘もも’ と渡辺さん。 なかよし。
わたし 犬は得意なんだけど ‘もも’ には吠えられる! なんでだ!

バルブまわりの事 その3

例によって、更新サボっていました。すみません 数少ない ‘ハイセンスでディープ?! ’な読者の方々。
もう12月、年末ですね。 でも、ハナシは6月に戻ります。 ほんとスマン!

DSC03535.jpg
横浜の実家‘カビ’ガレージに置かれたナゾの物体。
開いてみると、、
DSC03536.jpg
2011/10 にヤフオクで入手した10/87製のR80エンジン。
当時、左のシリンダーヘッドのスペアが欲しかったんです。
そんなとき↑が出てきたので つい出来心で、エンジン(ミッション付き)を落としちゃった。
※その後、左のシリンダーヘッド単体を入手し、片側だけ交換したのは以前書きましたね

  *     *     *     *     * 

カブのように足として使ってるウチのG/S、だまし、だまし乗っていたのだが、流石に右ヘッドがヤバそうなので、↑のヘッドをチェックし、載せ替える事にした。
状態がよければ、カーボン落とし等、掃除だけでいけるかも? → ラッキー♪ てな感じで。

IMG_0183.jpg
上下のロッカーアームassy.の違いがわかりますか?
84年11月に仕様の変更があり→下のタイプになりました。上のと違い、スラスト方向の寸法管理の為にプラのブッシュとスチールのシムがあります。
このタイプに変えたかったというのも、理由のひとつ。

タペットカバーを開けてみると、、、。
DSC03542.jpg
すげえキレえじゃん! (オリジナルの、ランプしかない湯治場の湯垢のようなヘッドとはエライ違い)
なんだよ、これならそのまま、エンジンごと載せ替えちゃっても良かったかしらんと思いながらヘッドを外す。
DSC03547.jpg
あぁ、まともなガレージが欲しいズラ!
DSC03550.jpg
ところが、ヘッドを外してロッカー回りをチェックすると。
IMG_6246.jpg
ゲッ! 4ヶのロッカーアームのうち、3ヶはカジリあり!
IMG_6247.jpg
また、2カ所はベアリングのリップが割れていた。

ばらす前にバルブクリアランスをチェックしたのだが、一応、詰まってはなかった。
こんな状態でも動いていただろうが、さぞやうるさかったはずだ。
まぁ、解体されるには、それなりに理由があったわけだよな。
ここが、こうだとカムシャフトやタペットバスケットもアヤシイが、果たして、カジリがありました。
そこらを新品に変えると、このへんの部品代だけで軽く10万以上だな、、、。

けっこうガッカリだが、なぜか、押し入れの中の段ボールに、93年R100Rから外した、カジリのないロッカアームがあったのだ。
IMG_6260.jpg
しかし、これもチェックしてみると、アジャスターのナットが尋常じゃないトルクで締め付けられていた。
M8 ピッチ1のボルトが長さ32cmの超ロングストレートメガネレンチでなんとか緩むぐらい。
当然、ネジは伸びちゃってるので再使用はできないし、そのまま抜けばロッカアームのねじ山を痛めるので、ダイスを通したりと手間がかかった。ーやれやれー
 
           *     *     *     *     * 

この解体された87年のエンジン、中の様子を見ると、少なくともオイル管理はやっていたと思われる。
それでも、タペット回りがこうなっているのは、材質(熱処理?)に問題があるのか、バルブクリアランスのチェックを怠った為としか思えません。
構造的にこのエンジンはクリアランスが詰まる方向にしか変化しません。
‘なんか、最近エンジンが静かだなぁ♪ ' そんな時はヤバイかもです。
こうなっちゃうと、、高くつきますよん。

バルブまわりの事 その2

DSC03288.jpg
右シリンダーヘッド圧縮上死点 : 向かって右が排気側  2013年5月6日撮影
やっぱ、気のせいじゃないなぁ。

すみません、しばらくまともな人には意味不明な内容が続きます。

この系統のBMWにお乗りの方 (2バルブ フラットツイン1969~1996) 特に、1987年以前のモデルにお乗りの方、オイル交換の度ごとのバルブクリアランスのチェックをお薦めします。

           *     *     *     *     * 

さて、半端にシリンダーヘッドをO/Hして以降のバルブクリアランスのチェックの記録が下の表。
自分でエンジンをイジル人にとってはけっこう興味深いと思う。

バルブクリアランス
ね?面白いでしょ。
因みに、使用しているエンジンオイルはKendall GT-1、粘度は20W-50かシングルグレード。
交換のインターバルは2000km~3000kmのあいだ。
ガソリンはエネオスのレギュラーを主に使用。

'79年のヘッドに換えた左は今のところ安定しているが、右の排気側は冗談のような勢いでバルブクリアランスが詰まる!
気のせいか?、なにかの間違えか? 排気バルブシート、粘土でできてるんか?
それでも、フツーに動くので、騙し騙し乗っていたのだ。

その3に続く。

バルブまわりの事 その1

IMG_9090.jpg
2013年10月8日 居間の光景

            *     *     *     *     * 

ウチのR80G/Sは 02/1981製。初期型のバルコム物だ。
しかし、かなりアヤシイ個体で、スピードメーターは‘新品’だった。その表示された走行距離は0km!
エンジンはガシャガシャとウルサイ。とても、まともではなく不安定。
2007年10月 ‘メーター表示’ 1089km の時に シリンダーヘッド、シリンダーを外す。
で、開けてみました。

左シリンダーヘッド:
IMG_7274 (2)

えらいオイル焼け、フィン欠け、タペットカバー固定ボルト穴ぶっ飛び等はひとまず置いて。
注目はバルブガイドだ。手を入れた履歴あり。
純正ではなく社外の製作品。おそらく燐青銅。IMG_7266_1.jpg
下はバルブシートのアップ。
IMG_7279_1.jpg
排気側にカーボンの咬み込み等あるけど、シート当たり幅は規定限度内には収まっている。
ガイドのガタも、あるけどまだ使えないコトはないなぁぐらい。
今だったら、こんな程度だったら自分で掃除して組み直すが、なにしろ入手間もなく、調子が悪かったので、近藤内燃機にもっていってバルブフェイス研磨、シートカット、バルブ摺り合わせをやってもらった。19,740円也ー
推測だが、このバイク5万㎞ぐらいでガイド入れ替え、シートカットをやりそれから2万㎞程走ったところじゃないかしら? まぁブレーキディスクの減りとも会うし。

つまり、1089km時(メーター表示 以下略)に オリジナルのバルブシートは、二回カットされているコトになりますな。
因みにロッカーアームのベアリングは、、、、リップ割れてました。
IMG_7213_2.jpg
こんな状態でも、カム、バルブリフター、ロッカーアームの当たり面にはカジりはなく、キレイだった。

各部清掃、ピストンリング、バルブスプリング、ロッカアームベアリング、ガスケット類を交換し組む。

以下つづきます。

左シリンダーヘッドを交換する。

前に書いたが、ナイスな部品が広島から来た。
当然、使うには、分解して、チェック、掃除が必要だ。
IMG_2604.jpg
IMG_2611.jpg
それなりにカーボンが溜まっています。

幸い?、先週、ヨメは出張で留守だったので、気兼ねなくやらせていただきました。

IMG_2858.jpg
とろ火にかける。 料理をしているわけではないですよん ♪。
IMG_2860.jpg
‘メタルクリーン’という洗浄液につけ,70~80度Cで4時間程煮込む。
そして、ワイヤブラシや、各種ヤスリをつかいカーボンを落とす。
IMG_2868.jpg
これは、インテークポート。
入り口に段差がありますね。
IMG_2870.jpg
ザッと落とす。まぁ効果は、気休め程度でしょうが。
IMG_2879.jpg
バルブシートはこんなかんじ。
当たり幅はIN1.3mm,EX1.9mmぐらいで 一応規定値には収まっている。
ただ、EX側にはカーボンの咬み込み跡がある。
EXバルブの硬いカーボンも落としきれてもないし、崎山さんにお伺いをたてることに。
IMG_2897.jpg
旋盤を借り、やすりを当て、カーボンをおとす。
IMG_2908.jpg
まぁ、こんなものかしら。
崎山さんは、下手に研磨はしない方がイイと言う。

そして、ヘッドを見てもらうと
‘あ~、バルブ、ベタ当たりだねぇ。 へぇ、これでシート幅規定値なの?’
で、すりあわせぐらいはした方がいいか?と聞くと、
‘関係ないよ、こんな耕耘機みたいなエンジン、このまま組めば。’ との事。
バルブガイドは少し、ガタがあるなぁとの感想だったが、とりあえずはいけるだろう とのご意見ざんした。

そして、ヨメがブリュッセルから帰って来る日曜日の朝、左のヘッドだけ交換する。
IMG_2914.jpg
シリンダーヘッドを外すと、、
IMG_2915.jpg
当然、こんなもんですわな。
IMG_2916.jpg
わりと、ラクにカーボンがとれる。
IMG_2919.jpg
まぁ、こんなものかしら。
ガスケットを新品に換え、シリンダヘッドを載せ、バルブクリアランスを広めにとる。
IMG_2920.jpg
13:30ぐらいに組みあがる。しかし、見た目、あんまりかわらんな。 ヨメは、成田15時着だ。

外したオリジナルのヘッド。
IMG_2922.jpg
IMG_2925.jpg
前回、ばらしてから、4年,2.7万㎞。 当時もバルブガイドにガタはあったが、チェックするとEX側がガッタガタだった。やっぱ熱の関係かしら?

広島からの荷物

左側のプラグが黒く、オイルっぽいというのは以前書いた
もちろん気にはなっているのだが、まぁ動くので、そのままになっている。
ただ、そのうち、ちゃんと直すつもりで、R80の左シリンダーヘッドを探していた。
ん?なんでバルブガイドを入れ替えて修理をしないのかな、右側は、そのように修理するみたいなのに? 
それはというと、、、
IMG_7274.jpg
07年、買ってすぐにバラした時のLシリンダーヘッドの写真。オイル焼けがひどいのもなんだが、色々ともげてます

それで、昨秋に↓を買ってしまった。
enjine.jpg
ん~? 左のシリンダーヘッドだけじゃないような気もするなあ。 1987年のR80のエンジン、ミッションだ。
で、今後のプランとしては、
1のコース: 87年のエンジンを腰下、腰上フルにO/Hして載せ替える。
2のコース: 87年のエンジンの腰上のみをO/Hして、今のエンジンに載せる。
3のコース:なにも考えずに87年のエンジンをそのまま載せ、オリジナルのエンジンを全バラにして、観察し、方針を決める。
等、色々と考えていた。
そんな時、ヤフオクで79年のR80/7のバラ売りを見つけてしまった。
分解時のメーターの表示は、二万㎞弱だったらしい。
金曜日から、ヨメは欧州出張中である。
昨日の日曜昼間、早速ウチでGS関係の宴会を催していたのだが、そこに届いたのが↓
IMG_2609.jpg
嬉々としてチェックしてみる。
程度は、俺のとは較べるまでもなく、とても良さげ。右も買えばよかったな。
(後ろのオカメも買ってしまった。87年型のエンジンについてるのより、この方がカタチが好き。)
とりあえず、洗浄液で煮込みますか。台所で。

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